道コンを受ける意義とは?
きたがくでは12/25から冬期講習会が始まっています。その中で1/10(月)に北海道学力コンクール、いわゆる道コンと呼ばれる大規模な模擬テストがあります。
この時期によくあるのが、「道コンって受けたほうがいいですか?」という質問です。
中1生や中2生は「道コンを受ける意義」をしっかり理解した上で、受験するかどうかを決めていただくとよいです。
道コンを受けると点数として結果は出ますが、それだけが目的ではありません。
大きく分けて以下の3つの道コンを受ける意義があると考えています。
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①志望校の合格可能性の判定
志望校を最大4つまで書くことができ、それぞれの高校の合格可能性(例えば〇〇高校は80%など)を判定できます。
学校で受けるテストではそのような判定は出ないので、志望校を決定するうえで貴重な情報を手に入れることができます。
注意点としては、それらの判定はあくまでも目安であり、今後の頑張り次第で大きく変わってきます。
判定が低くても絶対に無理というわけではありませんし、判定が高くても必ず合格できるというわけでもありません。
一度の判定で一喜一憂せず、継続して受験することで今の自分の位置を冷静に分析することが大切です。
②テスト慣れする貴重な機会
学校のテストは、授業でやった内容や学校ワークを中心に出題されるので、見覚えのある問題も多かったりします。
入試本番では、今まで見たことのない問題に出くわすことも多々あります。
学校以外の場所で、見慣れない問題を解く機会はとても貴重です。
③分析による反省点・改善点の発見
道コンを受験した数週間後に、道コン事務局から届く個人成績表をお渡しします。
その成績表に、テストの点数結果や志望校の合格可能性の判定等が記載されています。
その中で特に注目していただきたいのは、各教科の各問題ごとの正解率が記載されている欄です。

↑の写真のところです。見づらくてすみません・・・。
例えば、正解率が90%の問題を間違えているようなら、次回の道コンや入試に出たときに正解できるよう、しっかり復習しておく必要があります。
自分の弱点がどこなのか、次回に向けて改善すべき点は何なのかを、データ分析することで発見することができるのです。
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それ以外にも、道コンを受験する意義はたくさんあります。
ですので、もし結果を恐れて道コン受験を悩んでいるようであれば「道コンは結果も大事だけど、結果を恐れすぎずにどんどん受験してほしい」と思っています。
そしてもし結果が悪かったとしても、落ち込んだだけで終わるようでは意味がありません。
「良かった(悪かった)。はい、終わり」ではなく、結果は結果として受け止めた上で、次回の道コンや今後の勉強に向けて前向きに役立てていきましょう!